【後編】人のモチベーションをみるみる下げる「反・魔法の言葉」?
こんにちは、ぽわろんです。
前回のブログでぽわろんの上司、S部長の放つ、人のモチベーションを下げる言葉を考察しました。
※詳しくはこちら。
さて、今日は続きのお話です。
この上司の言葉で、どうしても気になってモヤモヤする言葉があるです。
やる気を否定する言葉
昨年度から33歳の若さで、ある部門の部門長となったJさん。
自分より年上の部下たちを抱えて、なんとか組織に新しい風を吹き込もうと、たくさんのチャレンジをしています。
毎日遅くまで残業していますから、Jさんが突然辞めてしまったらどうしよう、と周りの人は心配しています。
しかし、やはりその部門のことについては、何を聞いても一番詳しいのはJさんですから、皆が頼ってしまいます。
ある日のこと。
Jさんは沢山の報告書、稟議書を抱えて、S部長の決裁を仰ぎに来ます。
S部長「君は仕事を抱えすぎだ。部下もできたのだから、どんどんやらせないとダメだ。」
Jさん「はい、○○はKさんに、△△はHさんに引き継げるように、外出など同行してもらってます。」
どうやら、S部長も、Jさんの業務量を心配している様子。
S部長「同行じゃなくて、もう1人で行かせなさい。」
Jさん「はい……承知しました。」
Jさん「今度何日から何日まで、出張に行って来ます。」(報告書を渡す)
S部長「部門長がそんなに何日もいないなんて、あり得ないだろう?行くのは許さん。」
Jさん「しかし…これは、私でなくては…」
食い下がるJさん。
そこでS部長のひと言。
「いいか?この仕事は自分じゃなくちゃダメだなんていうのは、ほとんどが幻想なんだ。割り切りなさい。」
Jさんはなおも食い下がりましたが、結局承認は得られませんでした。
実はこの出張は、Jさんが新しく提案して実行してきたプロジェクトで、成果が出るのはこれから、というところだったのです。
Jさんが築き上げた人脈もあるでしょう。
S部長の言うことは正論。
しかし、頭ごなしに禁止されてしまったJさんの心中を思うと、どうしてもモヤモヤしてしまいます。
私も言われてしまった
そうこうしているうちに、ぽわろんにも矛先が向いてきました。
ぽわろんもやりがいを感じていた仕事がある日突然できなくなってしまった過去があります。
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なので、今の仕事を手放したくない想いが強くて、つい抱え込んでしまいます。
しかし、S部長は、ぽわろんが責任感が強くて仕事を断れないのだと信じきっています。
まさか、やりたくてやっているなどと思ってもみないのでしょう。
他の人をアサインしようとするS部長に、「いや、でも、それは私が…」と抵抗すると、やっぱり言われてしまいました。
「この仕事は自分じゃなくちゃダメだなんていうのは、ほとんどが幻想なんだ。割り切りなさい。」
これはある意味真実なのでしょう。
重宝されていた人が会社を辞めた後も、何事もなかったかのように組織は続いていくわけですから。
しかし、個人にとっては、「自分じゃなくちゃダメ」「他の人にはできないことをしている」という意識を持つことは、熱意を持って仕事をする上でとても重要なのです。
誰でもできる仕事だから、ほどほどにやろう、なんて思っていると、ただの作業になってしまいます。
いくらラクでも、そんな毎日はモチベーションを低下させるだけです。
まとめ
この言葉、皆さんはどう思いますか?
ぽわろんはS部長に叱られてから、実際に1ヶ月間、何も感じないように淡々と仕事をしてみたのです。
そうしたら、何もかもどうでもいいような気分になってしまい、仕事に対する志を失いそうになりました。
なので、1ヶ月我慢した後、また頑固にお願いをしました。
正直な気持ち、それが私のモチベーションにつながっているんです、とお伝えして。
返事は「勝手にしろ。ただし面倒はみない。」でしたが(^_^*)
ぽわろんの考えですが、何もかも抱えすぎる人には、頭ごなしに禁止するのではなく、何が譲れて何が譲れないのか、自分で考えさせるのがいいのかなと思います。
割り切れないものも、ある。
頑固ですが、そこは譲れないのです。