TACのTOEIC対策講座に行ってみる Part7
こんにちは、ぽわろんです。
TACのTOEIC対策講座、7回目に参加してきました。
※受講の経緯はこちら↓
冒頭から単語テストの出題範囲を間違えていることに気づき、うろたえてしまいました…。
次回は気をつけないと。
さて、今日は
- リスニングパートはPART3の会話問題
- リーディングパートは関係詞/形容詞/副詞
の説明でした。
本編とはあまり関係ないですが、今日は先生の話で特に心に残った、「コロケーションで覚えてね」というお話を紹介したいと思います。
コロケーションという考え方
コロケーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
コロケーションとは「ある語とある語の適切なつながり」というような意味です。
ぽわろんは普段職場で留学生の話す日本語をよく聞いていますが、「意味は通じるけどその言い方は違和感がある」と感じることも多いです。
例えば、英語でput on(身につける)やwear(身につけている)という言葉。
日本語では、
服を→「着る」
靴を→「履く」
帽子を→「かぶる」
眼鏡を→「かける」
と、身につける物との組み合わせで動詞が変わってきます。
これを、眼鏡を「着る」って言った瞬間、うーん…変だなあという違和感を覚えるはずです。
ネイティブなら意識しなくても感覚で使い分けができますが、留学生にとっては、どの表現が自然なのか感覚がわからないということになります。
英語のコロケーション
「着る」の変化と同じようなことが、英語にもあります。
例えば、「激しい雨」は’heavy rain’と言い、’strong rain’のような言い方はしないそうです。
‘heavy’は日本語で「ヘビー」と言うように、
- 食べ物が重い(胃がもたれる感じ)
- 重労働
- ヘビーユーザー
- 病気の症状が重い
などの意味で使えます。
これは日本語の「重い」のイメージと近いのでわかりやすいですし、自分でも思いつきそうな表現です。
一方で、‘heavy rain’というのは組み合わせを知らないと、そもそも思いつかない表現ですね。
他にも、’heavy traffic’ (交通渋滞)も知らないと思いつかないheavyの使い方かなと思います。
ネイティブスピーカーには自然と「それは言う」、「そういう言い方はしない」と判断がつきますが、私たちは地道に組み合わせで覚えるのが一番の近道なのでしょう。
コロケーションの色々
他にも授業でよく登場する組み合わせを紹介します。
授業で何度も目にするコロケーションの常連さんは、きっとよく使う表現なのだと思います!
まず、これはconduct「行う」シリーズ
- conduct a research 研究・調査を行う
- conduct a survey 調査を行う
- conduct an inspection 検査を行う
- conduct an audit 監査を行う
conductって、今まであんまり出会わなかった単語なのですが、TOEICではいろんな場面で出てきます。
さすがに覚えました!
次はミーティングシリーズ。
- call a meeting 会議を招集する
- hold a meeting 会議を開催する
- organize a meeting 会議を企画する
会議を開きたいだけなのにたくさんの表現がありますね。
次はぽわろんが、これは意外だ!と感じた表現。
- place an order 注文をする
- develop a defect 欠陥が生じる
- run an ad 広告を載せる
placeは「置く」
developは「発展させる」
runは「走る」
の意味で覚えていると、上記は出てこない表現ですよね。
これは意外性で覚えました!
驚きが伴うと、記憶に残りやすいです。
自然な表現にするために
「単語を覚える時は文章で覚えるといい」とよく言われるのは、このようなコロケーションが自然と身につくからなのだとわかりました。
もちろん、完璧さを求めることが言語を身につけるためのマストだとは思いません。
むしろコミュニケーションが目的なら、変な表現でも伝わればOK!とも思います。
↓ここで言っているアティチュードのことですね。
正攻法を知りつつ、アティチュードも求めたい。
そんな欲張りな今日この頃です。