「わかりません」に関するいくつかの話
こんにちは、ぽわろんです。
今日は職場の同僚にこんなことを言われました。
「わからないけど、わかりました。」
ぴしゃり。
そんな音が聞こえてきそうな拒絶です。
たしかに、ぽわろんは説明下手の自覚があります。
なので、
「わかりません。」
そう言ってもらえれば、何が伝わっていないのか、相手はどうしたいのか、考えながら伝えようとすることができます。
しかし、
「わからないけど、わかりました。」
こう言われると、二の句が継げません。
「あなたの言うことは納得できないけど、しょうがないからやります。」
みたいな意味でしょうか。。
しばらく時間を置いてから、結局しぶしぶやってもらい、最後には「なーんだ、こういうことだったのね」と納得してもらうことができましたが、なんだかもやもやが晴れない出来事でした。
「わかりません」の上限オーバー
今日の「わかりません事件」で、昔の出来事も思い出してしまいました。
これは前の職場でSEとして働いていた頃。
ものすごい怖い課長に設計のレビューをしていました。
立ち会っていたのは、課長に頭が上がらない係長。
そのレビューで、課長が設計の根幹に関わるような指摘をしたのですが、課長の言っている意味がよくわかりません。
天才の話す言葉が凡人にはわからない、まさにそんな感じでした。
そこで、怖い怖い課長に向かって「わからないのですが、もう一度教えてください」と頼みました。
ここをわからないままにすると、後で困るのは自分やプロジェクトメンバーです。
そしてもう一度指摘を受けても…まだ、ちっともわからない。
「すいません…わからないです。」
勇気ある「わからない」を繰り返すこと3回、ついに課長はキレました。
「いい加減にしろっ!!」
立ち去る課長。
そばに残ったのは、うんうん頷いて聞いていた係長。
しょうがない、ここは係長に通訳してもらおうと、
「どういう意味だったんでしょう?」
と聞くと
「ん?全然わからなかった」
とまさかの答え。
ぽわろんが必死で「わかりません」と課長に食らいついていた間、わかった顔でそ知らぬふりを通していたのです。
これも、忘れられない、もやもやした出来事でした。笑
各国語で「わかりません」
ぽわろんが色々な国の言葉を勉強する中で、真っ先に覚えるのは「わかりません」でした。
なぜかというと、わかっていないことをとりあえず伝えられれば、ピンチを切り抜けられるからですね。
大学のハングルの授業で当てられた時、
「も…もるらよ」と言えばとりあえず次の人が当てられました。
フランスに旅行に行く姉には
「じゅぬせぱ」という呪文だけを教えました。
現地でフランス語で話しかけられた時、呪文を唱えたら、すごく喜ばれたそうです。
今は仕事でたまに中国語の電話を受けることがあります。
中国の担当者不在の時、日本語も英語も伝わらないピンチの時、なんて言えばいいか教わりました。
「うぉ てぃんぷとん」
だそうです。
あんまり発音がいいと、中国語が話せる人だと思われるので、カタコトで繰り返すのがポイントです。
まとめ
「わかりません」は便利な言葉ですが、「わからないけど、わかりました」で、拒絶を表せるのが、わかった今日。
気をつけよう、と自戒の意味も含めて書き留めておきます。
もやもや…