名作サスペンス映画を2本連続で観てみる【ダイヤルMを廻せ!/シャレード】
こんにちは、ぽわろんです。
最近家でサスペンス映画をよく観ています。
先週の週末も昔の法廷映画を2本連続で観たのですが、今週もまた昔のサスペンス映画を2本観てみました。
どちらも名作。おすすめの作品です!
①ダイヤルMを廻せ!(1954年)
原題は”Dial M for Murder”。
アルフレッド・ヒッチコック監督が舞台劇を映画化した作品。
〈あらすじ〉
イギリスに住むある夫婦。妻のマーゴがアメリカの推理作家マークと浮気しているのを知り、夫のトニーはマーゴの資産を狙った殺害計画を立てる。
トニーは大学時代の悪友スワンに妻の殺害を依頼するが、抵抗するマーゴにスワンは殺されてしまう。
計画の失敗を逆手に取り、咄嗟にトニーはマーゴがスワン殺人の罪を問われるように計画を変更するが…。
〈感想〉
「サスペンスの神様」と言われるヒッチコック作品を最近たくさん観ています。
映像は古くて、合成も思い切り目立つのですが、どの作品も展開が面白くて最初から最後まで飽きさせません。
『ダイヤルMを廻せ!』は、犯人の計画した犯行の一部始終を見ながら、警察の追求を犯人がどう切り抜けていくかを楽しむ、刑事コロンボや古畑任三郎形式、いわゆる「倒叙ミステリー」ものの作品。
かなり粘着質な感じで殺人を計画するトニーですが、いざ実行に移すとなると、予定外のことばかりであたふたするのがおかしいです。
結局妻の殺害も失敗して、普通はそこで絶体絶命なのだけど、そこから急遽計画を変更する展開がスリリングです。
どうやってスワンが部屋に侵入したかということにまつわる偽造と推理が見ものです!
ヒロインのグレイス・ケリーは、『裏窓』という作品でもキレイで存在感があったけど、やっぱり美しくてついつい見惚れてしまいます。
②シャレード(1963年)
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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タイトルの”Charade”はフランス語で「謎解き」の意味。
「雨に唄えば」の巨匠スタンリー・ドーネン監督が、オードリー・ヘプバーンを主演に描くサスペンス・ミステリー。
〈あらすじ〉
舞台はフランス。友人とスキー旅行中のレジーナは謎に包まれた夫との離婚を決意して帰宅する。しかし、家はもぬけの殻で夫は死んでいた。レジーナは夫の横領した大金を狙う3人の男からつけ狙われる羽目になり、旅行先で知り合ったピーターに助けを求めるが……。
〈感想〉
考えてみれば、恥ずかしながら人生初のオードリー・ヘプバーンです。
彼女がこんなに動いてる映像を初めて見たのですが、お人形さんのように可愛らしく魅力的ですね。
サスペンスとコメディとロマンスをミックスさせたお洒落な作品です。
ロマンスについてはヒロインが未亡人なはずなのにちょっと奔放すぎて、思わず突っ込みたくなるのですが。笑
ピーターを信じていいのか、お金はどこに消えたのか、ミステリー要素もたくさんで、二転三転する展開に気持ちよく騙され、最後まで楽しんで観れました!
わかりやすい名作
最近の映画ってすごく凝っていて、内容も「あれはどういう意味だったんだろう?」と見終わった後に首を傾げることが多いのですが、昔の映画はそんな理解力がいまいちのぽわろんにも、とにかくわかりやすくて、展開とお話と台詞を単純に楽しめる作品が多い気がします。
他のヒッチコック作品についても、改めて感想を書きたいなと思います。