ぽわろんの推理ノート

仕事について、人生について、人間のあれこれを考察します

ふたつの家族について考えてみる

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こんにちは、ぽわろんです。

 

明日から夫の家族と一泊で旅行に行ってきます。

月曜日は珍しく仕事は有給をいただきました!

 

年末の忙しい時期ですが、夫の両親が今年揃って還暦(若く見えるので失念していたのです…)ということで、慌てて旅行をプレゼントすることに。

夫の弟も一緒にです。

 

ということで、今日は夫の家族についての想いを少し書いてみます。

 

出会いは15年前

最初に出会ってから数えてみるともう15年。

若いという印象でしたが、そりゃ還暦も迎えますね。

 

最初は夫のお母さん、ちょっと怖い?と思ってました。

たぶん息子ふたり、母親の言うことなんて聞き流す年頃だったからでしょうか。

結構ギャーギャーとヒステリックな口調で怒っている姿を見ましたね。

お父さんはかなりのインドアで家で事務所を構えている温厚そうな人。

お付き合いしている頃から、何度か家に招待されましたが、その頃はまだ緊張していました。

 

結婚してみて

しかし、結婚してみると、ぽわろんの実家とは全然居心地が違うのがわかりました。

 

ぽわろんの実家は両親の仲が悪いので、基本的に会話が少ないです。

父はおしゃべりなのですが、母の父への風当たりだけが強いので、父母は会話せず、ぽわろんを介して全く別の会話を展開していました。

とにかく決定的な喧嘩が勃発しないか母の機嫌を伺ったり、父が少しでも居やすい雰囲気を作ろうと躍起になったり、実家では常に緊張を強いられていました。

 

しかし、夫の実家は口調さえきついけれど、仲はとてもいいことがわかりました。

ぽわろんというほんわかした娘ができてからはより、家族で晩酌をしたり、ゲームをしたり、旅行をしたがるようになったみたいです。

 

なので、実家よりも今は居心地がいいくらいです。

 

もちろん気は遣いますが、実家で相当気を遣ってきたので、それに比べると全然大したことはありません。

ある意味、普通の感覚を持った家だなあという安心感があるのです。

 

ひとつの罪悪感

仲が良くて、居心地はいいのですが、この家族にはひとつ罪悪感があります。

それは、やっぱり子どもがいないこと。

結婚した時は、よく言われました。

「妊娠した時のために、保険に入った方がいいよ」とか、弟にも「甥っ子か姪っ子ができたら、可愛がってしまうだろうな」とか。。

それが何年も経つと、「お前たちは子どもいらないのか?」と聞かれるように。

 

やっぱり結婚したら、すぐにでも孫が抱けると信じて疑っていなかったのでしょう。

最初は「仕事が忙しくてそれどころじゃないみたいですよ」なんてごまかしていましたが、今では夫も楽な仕事に転職したし、聞かれたら何て言おうと恐れています。

たぶん、ほしくてもできないんだと思ってる頃でしょう。

そろそろ直接的に「治療したら?」と言われるかも知れません。

 

これから先、孫がいない人生をこの人たちは想像してもいなかったんじゃないかと思うと、チクチク心が痛みます。

 

夫ともこの話はちゃんとできていなくて、歳ばかりとっていくダメな夫婦です。

でも、親に悪いからっていう理由で、子どもを作るのはやめようと思っています。

それは自分の経験から。

子どもは持ち物じゃないから、産んでおしまいではないです。

 

私はやっぱりあの親に育てられて、自己肯定できないまま、産んでくれてありがとうと思えないまま生きています。

なので、自分も親のために産んだら、可哀想な思いをするのは子どもだとわかるのです。

 

ただ、この気持ちを夫の家族に説明するのは無理だろうなと思います。

せっかく居心地のいい家族になれましたが、ひとつ心に棘が刺さったまま。

いつか大きな転機を迎えるかもしれません。