夢を持った留学生に生き方を考えさせられる
こんにちは、ぽわろんです。
ぽわろんの職場は、留学生が多く通う学校です。
そこで、発表会がありました。
学修成果(Learning Outcome)を披露する場です。
ステージの上で日本語で堂々と発表するのはもちろんのこと、それぞれが学んだことを形にしているのを見ると、誇らしい気持ちになります。
なんというか、やはり外国に留学するだけあって、パワフルな学生が多いです。
ある経営やサービスを学ぶ女子学生は、プレゼン資料を作成し、自分の夢を語りました。
母国で教育が十分に受けられない多くの子どもたちがいると、その現状を写真で伝えます。
自分は将来母国に学校を5校作って、5,000人に教育を受けさせたいと話していました。
その5,000人が、国を変えてくれるはずだと語っていました。
一度しかない人生だから、できることは何でもチャレンジしているそう。
そして、結びに、
「みなさんも、一度きりしかない人生、無駄にしないでください。」
そう力強く言って彼女はプレゼンを締めくくりました。
彼女の言葉をどう捉えるか
単純に、偉いなあと思いました。
夢に溢れて世の中を変えていこうとする力強い留学生たちは、とても眩しいです。
ぽわろんは、そんな彼らを心から応援したいと思います。
でも、今の日本にこんな事が自然と口にできる人はどれだけいるだろう?
ふと、そう思ってしまいました。
- 何のために生きているかわからない
- 楽しければそれでいい
- いつ人生が終わってもいい
- 自分1人が何をやっても変わらない
- 別に日本を変えたいと思わない
- 毎日を生きるだけで精一杯
こんな声が日本では当たり前のように聞こえてきます。
ぽわろん自身も、ただただ頑張らなくちゃ、人のためになりたいっていうだけで、何のために?とふと疑問に思ってしまいます。
私が頑張っても、何も変わらないのに。
日本はどんな国?
日本は豊かなはずなのに、日本人の心は豊かではない、そう感じます。
国民の幸福度が低い国とはよく言われていますね。
先ほどの彼女のように、自分は日本に留学に来られて恵まれている、自分の国に恩返しをして国を豊かにしようという発想は幸福感の方程式として、とてもわかりやすいです。
日本人がとらわれているのは、決まった枠組みから外れちゃいけない、みんなが普通にやっている事(勉強して就職して結婚して家庭を持って毎日通勤して…)を自分もできないとダメだという強迫観念のようなもの。
国がその考えを後押ししている感じがして、そんな国のために何かしようという発想が生まれないという閉塞感の悪循環に陥っている気がします。
パワフルな人から学ぶ
そんな日本にも信念を持って、多くの影響を与えられる人がいると思います。
そんな人たちは、やはり日本だけではなくて世界を見ていると感じます。
1人の力では何も変えられない、その考えを打ち破れたら、「一度しかない人生」そんな考え方ができるのでしょうか。
とりあえず今の自分は、夢を持った逞しい若者を応援することを使命として生き方を考えてみたいと思います。
パワフルな人の言葉は深く響くものだなあと感慨を覚えた1日でした。