不機嫌な上司といちご大福の話
こんにちは、ぽわろんです。
今週はぽわろんの上司、M部長が非常に不機嫌な一週間でした。。
他の人を寄せ付けない雰囲気で、「失礼します…」と誰かが報告書を手に近づこうものなら「失礼されたくない!」と理不尽な応酬…。
とばっちりが飛んでくる飛んでくる。
職場はピリピリしたムードで、触らぬ神に祟りなし、となるべく関わらないようにしていました。
周りの同僚と、一体何があったのか?と推理をしました。
結論→歯が痛いのでは?
M部長は月曜に親知らずを抜いています。
すると、今日、この推理を裏付けるようなことが。
部長はおもむろに歯医者に電話をかけ出し、
「実は月曜に親知らずを抜いてから、ずっと痛みが引かなくて…今日昼休みに痛み止めを取りに行きます」と。
同僚は皆、耳をそばだて、こっそり目を合わせました。
(やっぱり!)
部長と仲直り?
お昼に歯医者に向かった部長。
戻ってくると、部長の様子が少し柔らかいものになっているような。
お席に呼ばれ、半分警戒して近づくと、
「はい」
と袋を手渡されます。
中には浅草梅園さんのいちご大福が!
これは明らかに、仲直りの品でしょう!
「ありがとうございます!部長…歯は大丈夫なんですか?」
と聞くと、
「それが、薬もらいに行ったら、10分くらいで治療してくれたんだよね。」
(歯医者グッジョブ!)
同僚がみな心の中で歯医者に拍手を送った瞬間でした。
ひとつ問題が…
さて、ここでひとつぽわろん的問題が発生していました。
それは、実はぽわろんは
いちごが苦手
ということ…。
職場では先輩が空気を読み、
「じゃあせっかくなので、お茶でも淹れていただきましょう」とお茶を淹れてくれるのですが、
実はぽわろんは
緑茶も苦手
なのです(ノ_<)
いちご大福など、女性は大好きな人が多いと思うのですが、いちごが苦手なぽわろんは「こんな組み合わせを考えおって」と発案者の気が知れないくらいの態度で生きてきました。笑
もちろん、食べようとしたこともありません…。
いや、でも、この状況。
上司の機嫌がようやく回復しそうだというのに、空気を壊したくありません。
食べないという選択肢はないのです!
これは、急にやってきたピンチです。
人生初のいちご大福
いちご大福を食べるのは初めて。
いちごから食べる?
大福から食べる?
そんなこともわかりません。
でもぽわろん的には、最初にいちごをやっつけてしまいたい。
ええい!と口に入れると、ん?思ったよりいけます。
いちごの酸味が苦手なのですが、酸味は爽やかで、むしろ甘みを感じます。
なんとなく、大福にいちごを入れちゃった人の気持ちもわからなくもない気持ちに早くもなってきます。
その勢いで苦い緑茶を飲み干します。
うん、大福の甘さでなんとか苦さを紛れさせることができました。
こうしてなんとかピンチを乗り切ったぽわろん。
結局食べず嫌いだったんじゃないかと思われるかもしれませんが、ちょっと違うのです!
今まで何度もショートケーキに入っているいちごを嫌いと言えず、挑戦したことはあるのです。
でも、いつも甘い生クリームと酸っぱいいちごは口の中で喧嘩していました。。
しかし、今回の浅草梅園さんのいちご大福はいけました。
実はこれ、一個324円もするらしく、きっと美味しいいちごを使用しているのでしょう。
美味しいいちごとはこういうものか、と初めて感じた一品でした!
餡は甘さ控え目で上品なこしあん。
大福は、分厚い羽二重餅のような食感で、粉がかかっていない分、大福感より餅感が強かったです。
最後に
色々ありましたが、上司の機嫌も直り、敵対していたいちご大福とも折り合いがつけられ、なんとかめでたしに終わりました。
しかし、今回の諸悪の根源は親知らず。
ぽわろんも見ないふりして放置していましたが(4本とも!)、やっぱり若いうちに抜かないとこうなるのか、という恐ろしい事例を見た気分でした。
さて、どうしたものか…。