本棚から自分の好きな本の傾向を探る
こんにちは、ぽわろんです。
普段の会話で「趣味は何?」と聞かれると、「うーん…読書ですかね?」とありきたりな答えしか返せないぽわろん。
しかもその後必ず、「どんな本読むの?」「好きな作家は?」という質問が来るのですが、「うーん…なんでも読むんですけど…」と、もごもごとした返事しかできず、会話が盛り上がらずに終了します。
- どんな本読むの?
- 好きな作家は?
- 好きな本は?
この質問に自分なりの答えが出せるといいなと思い、自分の本棚を振り返ってみることにしました。
どんな本を読んでいるかって、すごく個人的なことなので言うのが恥ずかしかったりするのですが、恥ずかしくない範囲で紹介します!笑
ぽわろんの本棚は、なんとなくジャンルの近いものでまとめてあります。
アガサ・クリスティ
これは、一番わかりやすいですね(*^▽^*)
クリスティのコーナーです!
ぽわろんの名前の由来にもなった名探偵エルキュール・ポワロのシリーズ、おばあちゃん探偵ミス・マープルシリーズ、そしてノンシリーズなど、お気に入り多数です。
海外文学
海外文学、こんなざっくりとしたまとめ方でいいのかわかりませんが…。
イギリス文学、アメリカ文学、その他世界の文学が雑多に納めてあります。
チャールズ・ディケンズは大学でイギリス文学を専攻していたので、当時絶版になっていたのが復刊した際に、アルバイトしていた本屋さんでお取り置きしてもらって、給料で頑張って買った思い出があります。
下段の棚には、これも大好きなカズオ・イシグロや、サリンジャーなどが納められています。
サリンジャー作品以外にも、スコット・フィッツジェラルド『グレートギャツビー』や、ジェイ・マキナニーの『ブライト・ライツ、ビック・シティ』などを読んで、今大学生をやり直すなら、イギリス文学ではなくアメリカ文学を専攻したかもなぁ…なんて空想したりします。
あ、よく見ると小川洋子さんが混ざっていますね。
小川さんの作品、海外文学のような雰囲気があるんですよね。
静かで美しくて、大好きです。
他にも『嵐が丘』『風と共に去りぬ』『ジェーン・エア』『車輪の下』など海外の名作を読むこともあります。
こんな図鑑を眺めるのも楽しいです(〃ω〃)
ミステリー
アガサ・クリスティだけでなく、国内海外問わずミステリーがやっぱり好きなんです。
上段にある綾辻行人さんの新本格ミステリー『館シリーズ』も好き。
下段にはコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズや、モーリス・ルブランの『アルセーヌ・ルパン』シリーズや、ジョン・ディクスン・カーなどいわゆる有名ミステリー作家による名作が。
また、ジャンルとしてはミステリーでもあるんですが、ハードボイルド物も好き。
レイモンド・チャンドラーの『フィリップ・マーロウ』シリーズや、そこから派生して他のハードボイルド作品も置いてあります。
ハードボイルド・警察小説
さらにハードボイルドとして外せないのが、北方 謙三さん!
特に歴史好きでもないのですが、『水滸伝』シリーズは人生のバイブルと言うくらい、ハマりました(*^_^*)
北方節が光る、熱い熱い漢たちのお話です。
北方さんの作品は歴史物だけでなく、現代ハードボイルド小説も読みます。
あとは、これもミステリーに分類されると思いますが警察物も好き。
下段には松本 清張、横山 秀夫さんなどもあります。
横山さんも、ハードボイルドです。
熱いです(о´∀`о)
女性作家
これも分類として、合っているかわかりませんが…。
まるでおじさんみたいな渋い本も好きですが、現代の女性作家の本も読みます。笑
西 加奈子さんとか佐藤 多佳子さんとか、瀬尾 まいこさん、辻村 深月さん、よしもと ばななさん、それに先ほどの小川 洋子さん。
恋愛小説に限らず、青春小説など瑞々しい作品が好きですが、人間とか女性のドロドロした姿を描いたものも心に残りますね。
あ、また一つだけ男性作家が紛れ込んでいるのを発見してしまいました。
でも、雰囲気はここにいて正解な気がします〜。笑
加納 朋子さん
加納 朋子さんの日常ミステリーの世界が好きで、一通り揃えて繰り返し読んでいます。
こちらのブログでも紹介しています。
北村 薫さん、米澤 穂信さん、坂木 司さん、大崎 梢さん、門井 慶喜さんなどの作品も読みますので日常ミステリーも好きなのだと思います。
番外編・漫画
今回、漫画は対象外にしていましたが、日常ミステリー好きとして、どうしても外せない漫画を紹介します。
ぽわろんの好きな漫画No.1と思います。
石黒 正数さんの『それでも町は廻っている』。
主人公は探偵に憧れる女子高生、嵐山歩鳥。
歩鳥の家族や商店街の住人、高校の同級生、先輩、先生などが自由奔放な歩鳥に振り回される日常を愛情溢れる目線で面白おかしく描きながら、さらに日常ミステリーやSFの要素も入って、最高に愛おしい漫画なのです!
SF
そういえば、石黒さんのSF繋がりで、上の写真にちょこっと写っているのが、ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』や、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』、H. G. ウェルズの『モロー博士の島』、岡嶋二人の『クラインの壷』など。
そう考えるとSFも好きなのかもしれません。
他にもある?
よく考えてみれば、本棚には無いですが、『ハリーポッター』や荻原 規子さんの『西の善き魔女』みたいなファンタジーも好きですし、児童文学も読みます。
そして、実家に置いてある本も多いのですが、言わずと知れた国内の人気作家さんの作品も良く読みます。
宮部 みゆきさん、乃南アサさん、東野 圭吾さん、浅田 次郎さん、江國 香織さん、有川 浩さん、山本 文緒さん、貴志 祐介さん、奥田 英朗さん、森見 登美彦さん、伊坂 幸太郎さん、百田 尚樹さん、恩田 陸さん、雫井 脩介さん、誉田 哲也さん、石持 浅海さんなどなど…。
純文学ではない、エンターテインメント小説と言うのでしょうか?
最後に
ここまで振り返ってみて、自分が「どんな本を読むの?」と言う質問にはっきりと答えられない理由が段々とわかってきました。
興味があれば何でも読むし、どんなジャンルでも面白いものは面白く読めるのですね(^_^;)
本好きの皆さんは、どう答えているのでしょうか…?
しかし、強いて言えば、本棚に大切にとってある本の方が、とりわけ好きな本なのかもしれません。
そういう意味で言うと、特に好きなのはミステリー、ハードボイルドであり、お気に入りの作家さんはアガサ・クリスティ、北方 謙三、加納 朋子ということになるのかな?
後は海外文学として、サリンジャー、カズオ・イシグロを挙げてみる、これでどうでしょう。
小川 洋子の名も挙げたいけれど…。
うーん、絞るのって難しいですね。
長々と振り返ってきましたが、まさに本の棚卸し。
自分の傾向がなんとなくわかりました。
少なくとも自分が通ってきていない道はわかりました。
例えば、日本の純文学。
芥川龍之介とか、夏目漱石とか、教科書レベルでしか触れていない。
後は、ホラーもちょっと苦手。
後、水滸伝は好きですが、基本的に時代小説もなかなか読まないジャンルです。
人のおススメは喜んで試すタイプですが、多くの人が絶賛する司馬 遼太郎さんの『坂の上の雲』は未読です。
普段読まないジャンルでも、いつかは読みたいと思っています!
今回は本棚から、ひとつ、自己分析ができたような気がします。