ぽわろんの推理ノート

仕事について、人生について、人間のあれこれを考察します

嫌味な上司について思うこと

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こんにちは、ぽわろんです。

 

ぽわろんの勤める学校では新学期が始まり、ぼちぼち新入生も学校に慣れてきたようです。

 

今日は姉妹校におじゃましてきました。

こちらの学校は新任の教職員が多く、組織がまだうまくいっていないということで、僭越ながらぽわろんが現状を確認しに行ったのです。

 

一通り、仕事についてアドバイスをしたものの…なにやら悪い空気が漂っています。

各人がオドオドしているというか、萎縮しているような雰囲気なのです。

 

帰りがけに、気安く話せるYさんと立ち話をしました。

やっぱり問題は、離職する人が後を絶たないこと。

そしてその原因は、揃いも揃って上司である副校長のS先生(女性)にあるとのことなのです。

 

次々と人が辞めてしまう上司とは?

S先生は人当たりが良く、根回しも上手なので経営者のお気に入り。そして、学生のいいお母さん的なキャラクターです。

なので、一見この人にそんな問題が…?と疑問に思ってしまうのですが、やはり辞める方たちは「S先生に耐えられない」と口を揃えて言います。

 

S先生の問題とは、注意の仕方が嫌味であるということ。

一日中、嫌味や悪口を聞かされて、萎縮してしまっているようなのです。

 

そして何かミスをしてS先生に目をつけられたら最後、集中砲火を浴びて退職に追い込まれるそう。

しかも、「自分のせいでその人が辞めた」という事実に本人だけが気づいていないので、いつまでも状況が変わらないそうなのです。

 

ぽわろんは頭を抱えました。

こんな職場、いやだなぁ(ノ_<)

 

嫌味を言う上司

ぽわろんの上司であるM部長も感情に左右されて怒りを爆発させるパワハラ気味な上司なので、それはそれでつらいのですが、まだ耐えられる範囲です(機嫌のいい時はとても理にかなってるので)。

S先生の耐えられないくらいの嫌味というのは、女性ならではというか…またちょっとタイプが違うようですね。

 

例えば、ぽわろんが姉妹校に行くと、S先生にバリバリに褒められます。

「ぽわろんさんは仕事ができていいなぁ。こっちでは誰もそんなことしてくれないのよー。こっちに来て欲しい〜」という言い方をされます。

これはぽわろんを持ち上げているようで、実は自分の部下を否定にかかっています。

にっこり笑顔で人を刺すタイプですね。

こ、こわい(・_・;

 

恐らく自分は厳しいことを言っている自覚はないと思いますが、これを聞こえよがしに言われた人たちは、胃がキリキリしますよね…。

それがわかるから、すんごい、気を遣いました。

「私なんか…」「私がダメだから」「次、何か失敗したら終わりだ」

こんな風に言っている職場の人たちを見て、悲しい気持ちになりました。

ああ、きっとみなさんが辞めてしまうのも時間の問題だ…。

 

理想の上司と、S先生の違い

ぽわろんは部下が活き活きと働ける環境を作ってくれる上司が理想だと思っています。

 

「あなたを信頼している」「あなたを認めている」この一言や態度で、どれだけモチベーションが上がるかは、自分も経験として知っています。

 

反対に「お前はダメだ」「お前のことは信用していない」こんな否定をされた日には、鬱々として、もう辞めてやるーってなります。笑

単純ですが、人は感情の生き物ですから。

 

しかも、それが人前で発せられ、間接的だけれどもいかにも自分に向けられているような負の言葉を聞かされ続けたら、やっていく自信がありません…。

嫌味って、すごい負のパワーを持っていると思います。

 

なぜ嫌味を言うのか?

S先生はなぜそんなに嫌味ばかり言うのでしょう?

きっと原因があるはずです。

 

①自分と同じレベルを求める完璧主義

自分の求めるレベルが高く、それに部下が達していないと受け入れられない、とか。

 

②余裕がない

S先生のような大きな責任のある立場で、心の余裕がなくなっている。それが苛立ちになっている、とか。

 

③直接批判するのが怖い

直接批判したり叱責するのって、なかなかしづらい。優しくていい人と思われたい。でも、立場があるから叱らないといけない。だから遠回しな嫌味になってしまう、とか?

 

こんな風に考えてみると、S先生の苦労も伺えるような…。結果的に嫌な人になってしまっていて、可哀想な人という見方もできます。。

 

どう対応するのがいい?

こういう人は、無視するのがいい、笑顔でかわすのが一番とは思いますが、自分だったら無視できないし、言われたことをうじうじ気に病むだろうなーと思います。。

S先生の立場に立って、苦労を思いやることで態度が緩和されるのが理想的ですが、もっと根は深そうです。

 

思い切ってS先生のポジションをチェンジするか、S先生に物が言えるパートナーをアサインするのが組織にとって一番だと思いますが、経営者が問題に気づいていないのが致命的です。

 

本当に困ったらいつでも相談してね、とYさんに言ってその場を後にしたものの、ぽわろんにできるのは話や愚痴を聞くことくらい。。ただただ心配です。

 

最後に

新しい環境で、人間関係に悩んでいる方も多いかと思いますが、どうにもならない時は自分の幸せを一番に考えて思い切って辞めるのも、個人的には賛成です。

4月に入ってから既にわずか数日で辞めてしまった人もいます。

会社としては迷惑だし、大きな損害なのですが、その人の幸せには変えられないし、そこで教訓を得て悪い部分を変えられる組織はいい組織だと思います。

 

この職場は、まだ何人か辞めてしまいそうな気配ですが、いつかその失敗から学んで変われるといいな、と思いました。

そして改めて、自分の今の環境は恵まれてるなあと感謝した1日でした。