人生の教訓「案ずるより産むが易し」
こんにちは、ぽわろんです。
4月から入学、入社と新生活が始まった方も多いかと思います。
ぽわろんは昔から心配性で、環境の変化をとても気に病む性格でした。
小さい頃から人前に出たり目立ったりすることが苦手でしたので、新しい環境で自己紹介などさせられると、それだけで気が重くなったものです(^◇^;)
しかし、歳を重ねて、色々な経験もしてきて、教訓として感じるのは「案ずるより産むが易し*1」ということ。
あまりに案じすぎて、最悪の事態を想定するあまり、実際にやってみると想像より悪かったことはありません。笑
「あれ?思ったより、大丈夫だった。よかった!」と思うことが大半でした。
なので、新しい環境に飛び込む時、何か挑戦をする時、こんなこと自分には無理だ!と尻込みする時は「きっと今回も想像より、たやすいはず」と思うようにしています。
そして実際そうなることが、経験からわかってきました。
そういった成功体験?を積み重ねるうちに、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせることができるようになったように思います。
結婚にまつわるエピソード
今ひとつ、思い出したエピソードがあります。
それは、ぽわろんが結婚をする時のこと。
ぽわろんは結婚にもあらゆる心配があり、自分に結婚は無理かもしれない…と思っていました。
その時実家では、姉も兄も先に家を出ていましたので、ぽわろんと両親との3人暮らし。
ぽわろんはこの家から出て行ってはいけないと思い込んでいたのです。
今考えると呪縛のようなものだったのかもしれません。
しかし、その時は真剣にそう思っていました。
喧嘩ばかりの両親でしたので、ぽわろんを挟んで、別々の会話を繰り広げているような感じで、必死に空気を読んで会話を成り立たせていました。
ぽわろんが家を出て行ったら、この関係が脆くも壊れてしまいそうで、怖かったのです。
また、家が経済的にも安定していなかったので、両親を養っていかねばという思いもありました。
案ずるよりたやすい結果
問題に立ち向かえずに、結婚をズルズルと引き延ばした挙句、答えを出さねばならない時が来ました。
悩んだ末、一番信頼できる姉に相談したところ、姉が働きかけをしてくれました。
その結果、兄がひとまず実家に戻ってきてくれることになったのです。
自由人の兄がまさかここまでしてくれるとは思ってもみなかったので、ただただ感謝でした。
しかし、さらなる問題が
実際、家を出る段階になると、もうひとつ問題が起きました。
父が鬱のような状態になってしまい、一日中虚ろな顔で横になっていて、話しかけてもまともに言葉が返ってこないようになりました。
おしゃべり好きで、いつもニコニコしている父でしたので、これには心が痛みました。
もしかしたら、結婚にかかるお金の心配をしているのかもしれないと思い、結婚にあたってお金は一切不要ということをお話しました。
また実家の近くに住むのでいつでも頼っていいし、すぐに会いに来られると伝えました。
幸い、心配した父の症状は、結婚式の日を境に快復しました。
父もまた、結婚式に出席して「案ずるより産むが易し」を経験したのかもしれません。
そして、ぽわろんも家を出て初めて、俯瞰して両親を見られるようになりました。
早くこうしていれば良かったとも思います。
最後に
このエピソードはひとつの例ですが、「案ずるより産むが易し」は心配性でなかなか行動に移せないぽわろんにとって、人生の教訓であります。
新しい季節、心配事に悩んでいる方は、思い切って環境を変えたり新たな挑戦をすることで、悩みを打破できるといいなと思います。
*1:物事は,実際に行なってみると,事前に心配していたほど難しくはない。