「本の虫たちへの挑戦状」角川文庫創刊70周年ナゾ解きキャンペーン「カドナゾ」が気になる
こんにちは、ぽわろんです。
角川文庫創刊70周年の、ナゾ解きキャンペーンが開催されています。
ぽわろんは「謎」とつくものに、いつでも惹かれてしまいます(*'▽'*)
そして、「本の虫たちへの挑戦状」となれば、応戦したくなるものです。
さっそくサイトをチェックしてみました。
マニアックな練習問題
まずは、マニアックな練習問題として、「終わりの一行」が出題されます。
これは、それぞれの作品の終わりの一行だけ掲載されており、そこから作品名を当てるもの。
「一文」ではなく「一行」というのがポイント。
文の途中から始まるものもあります。笑
これって、ネタバレじゃないの!?と問題を開くのを躊躇いましたが、実際ラスト一行だけではほとんど雰囲気だけしか伝わらず、いい塩梅かな?という印象。
でも、あくまで「一行」。こんなのもあります。笑
これでは、さすがに作品も分からなければ、ネタバレにもなりません。笑
こんな、いい感じのもあります。
一行だけで爽やかな風が感じられるようですね。
それぞれ答えの作品名を知りたい方は、サイトをチェックしてみてください!
ぽわろんは、例え読んだことのある本でも、全然解けませんでした。練習問題で完敗…(´・_・`)
本番!超難問に挑戦
そして、いよいよ次は本番の「超カドナゾ」です。わくわく♪( ´▽`)
謎は第1章・第2章・第3章・最終章、全部解けたら、角川文庫100冊プレゼントに応募できるというもの。
さっそく第1章に挑戦です。
こんな感じで、問題に答えていきます。
まず作りが可愛くて、どんどん次に進みたくなります。
しかし、ぽわろんは途中ですぐに行き詰まってしまいました。笑
ああ、読んだことある本なのに…!
本屋に行って本をチェックしないとわからない…!
と、もどかしい気持ちに。
これで、本屋に足を運んでもらえたら、角川さんのイベントは成功ですよね(*^▽^*)
いい試みだなぁ、他の出版社でもやればいいのに、と思いました。
(個人的には早川さんや創元推理さんにやってもらえたら前のめりになります!)
そして、練習問題も超カドナゾも全く太刀打ちできなかったぽわろんは本の虫界ではまだまだ素人の域とわかりました。笑
始めの一行はどうでしょう?
今回、「終わりの一行」という面白い試みがありましたが、「始めの一行」も面白いんじゃないかと思います。
その方がネタバレの心配もないですし。
ちなみに、ぽわろんには冒頭が印象的過ぎて忘れられない作品があります。
読んだのは10年以上前で、内容もうっすらしか覚えていませんが、とにかく「始めの一文」にガツンとやられたのです。
それは、こちら。
かつて、私は子供で、子供というものがおそらくみんなそうであるように、絶望していた。
自分はたしかに絶望した子供だったのですね。
しかし、それは自分だけで、周りとは共有できない想いだと思っていたのです。
それが、『子供というものがおそらくみんなそうであるように』ときたものだから、衝撃の文章でした。
その後は、こう続きます。
絶望は永遠の状態として、ただそこにあった。 そもそものはじめから。だから、いまでも私たちは親しい。やあ。それはときどきそう言って、旧友を訪ねるみたいに私に会いにくる。やあ、ただいま。
時々絶望感に襲われるのを、『旧友を訪ねるみたいに私に会いにくる』と表現するのも、当時は甚く感じ入ったものです。
では、ぽわろんの「最初の一文」、答えの作品は…
江國香織『ウエハースの椅子』でした(*'▽'*)
皆さんは冒頭やラストが忘れられない作品はありますでしょうか?