日本語学習者が英語学習のやる気をくれた話
こんにちは、ぽわろんです。
ぽわろんは留学生の多い学校の学生課、入試センターで働いています。
先日、ベトナムの学生Tさんがぽわろんのところに駆け込んで来ました。
彼女は4月に入学してきた新入生で、とても勉強熱心で元気な子です。
「先生!N1の教科書、教室に忘れてしまったんですが、届いてないですか?」
N1というのは日本語能力試験の1級のことで、外国人が日本で就職する時に持っていると有利な最難関の日本語試験です。
ちなみに、ぽわろんは先生ではありませんが、学生には先生と呼ばれます(^^;
「あら、N1の教科書?もらったやつ、もう失くしちゃったの?」
「違うんです。日本語学校の時から使ってるやつで…」
「そう…今のところ届いてないですね。」
Tさん、今にも泣き出しそうな様子です。
「次にあの教室使ったの、どこのクラスですか?聞いてみます!」
よほど大事なものなのでしょう。
違う学科の学生にも聞き回ったようです。
届いたらすぐに連絡するから、とTさんと約束しました。
そして翌朝、別の教室でTさんの教科書が発見されました。
早速Tさんの電話に留守録を残し、教科書をペラペラめくってみると…Tさんの努力の跡が至るところに残されていました。
日本人のぽわろんでさえも、読めるけど書いたことのないような難関な漢字(鬱だとか漏洩だとか)を何度も繰り返し書いて練習しているのです。
漢字の国である中国人ならまだしも、ベトナム人であるTさんには、きっと人一倍の努力が必要なことでしょう。
大急ぎで受け取りにきたTさんは、教科書を大切そうに抱きしめるようにして帰って行きました。
留学生の頑張りに心打たれる
ぽわろんの学校には優秀な留学生がたくさん通っており、N1に合格する学生も数多くいます。
すごい事だとは思っていましたが、思った以上に大変な偉業なのだと思い知りました。
留学生を応援するのはもちろんのこと、この出来事はぽわろん自身のやる気も奮い立たせてくれました!
10年振りに英語の勉強を再開したぽわろん。
若い頃よりも記憶力も衰えているのでしょう、新しい英単語を見ても、覚えられる気がしません(/ _ ; )
難解な単語であればあるほど脳が拒否反応を示し、覚えるのを諦めてしまいます。
最近オンライン英会話でアウトプットの機会を増やしているものの、気づけば前から知っていた単語ばかり使って、いかに簡単な表現で会話をしようと逃げてばかりです。
知っている表現はどんどん上手になるのに、新たな引き出しは増えて行きません…。
このままでは上達しないぞと、嫌いな単語、イディオム学習をもっと頑張ろうと思います(*^▽^*)
具体的にやりたいこと
- オンライン英会話で出てきた新出単語を復習して、使えるようにする
- ニュースアプリで英文記事を読み、知らない単語をチェックする
- Real英会話アプリでイディオムを学ぶ
- 海外ドラマ、洋画を観て知らない単語を調べる
- 英会話のpodcastを聴いて、知らない単語を調べる
- 1〜5で知らない単語を英英辞典、類語辞典で調べてさらに単語を増やしていく
少しでも楽しんでできるように、映画やドラマも観ることも忘れません♪
最後に
単語が難しくて覚えられないと感じた時は、Tさんのことを思い出して、負けないぞ〜とやる気を出そうと思います。
一緒に頑張れる人がいると、励みになるものですね(*'▽'*)