ぽわろんの推理ノート

仕事について、人生について、人間のあれこれを考察します

英語でスピリチュアルな本を読んで人生について学んだこと

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こんにちは、ぽわろんです。

 

最近オンライン英会話のネイティブキャンプで出会ったある先生から、おすすめしてもらった洋書を読みました。

この先生は元大学教授。英語を通じて、コミュニケーションなどを教えていた先生で、悟りや瞑想、マインドフルネスなど、スピリチュアルの分野に興味があり、アメリカで講演などもよく聞きに行ったそう。

そこで、全くそのような分野に疎いぽわろんに、「人生を豊かにしてくれる本」としておすすめな本をいくつか紹介してくれました。

 

普段、小説ばかり読んでいて自己啓発本などはあまり読まないぽわろんですが、せっかくなので、英語の勉強を兼ねて洋書をKindle版で購入して読んでみることにしました。

難解でなかなかついていけない本から、とても読み易くてすっと心に浸み込むような本までありましたが、頑張って読んでいくうちに、どれもが伝えてる教えが共通していることがわかってきました。

 

今日は、本を読んで心に残ったことや、自分が受けた影響をご紹介したいと思います。

名言が多かったので、いくつか引用します。日本語訳はあやしいので、英語わかる方、間違いがあったら教えてください(^◇^;)

 

読んだ本4冊

まず、今回読んだ本4冊をご紹介します。

 

1冊目、"The Power of Now"(Eckhart Tolle著)

The Power of Now: A Guide to Spiritual Enlightenment (English Edition)

The Power of Now: A Guide to Spiritual Enlightenment (English Edition)

 

 

2冊目、"Peace Is Every Step"(Thich Nhat Hanh著)

Peace Is Every Step: The Path of Mindfulness in Everyday Life (English Edition)

Peace Is Every Step: The Path of Mindfulness in Everyday Life (English Edition)

 

 

3冊目、"Diamond in your Pocket"(Gangaji著)

Diamond in Your Pocket, The (English Edition)
 

 

4冊目、"Living, Loving and Learning" (Leo Buscaglia著)

 

一番読み易かったのは、2冊目の本。こちらは日常で取り組めるマインドフルネスについて。例の提示も多くて、話が抽象的ではなく実践的だったことで理解がしやすかったです。著者がベトナムの僧侶、ということで英語が母国語ではない分、英語も容易なのではないか、というのが先生の意見でした。

 

次に読み易かったのは、4冊目の本。イタリア系移民の家庭出身のアメリカの教育学者、大学教授の著者の語りがそのまま本になっているので読み易い。内容も、愛について、人生について、他の人の引用も多く、名言が多すぎてブックマークだらけになってしまいました!

 

そして難解だったのが、1冊目と3冊目の本です。一番スピリチュアルの概念を語る専門的な内容だと思いました。

「今を大切に」、「幸せは自分の中にある」というタイトルに込められた重要なメッセージは理解できたのですが、とにかく禅問答のように理解しがたい内容が続いた部分は読むのに苦労しました…。

自分の中で咀嚼してみたのですが、解釈が間違っていたらごめんなさい…!

 

共通する教え

はじめにハッとしたのは、人はあまりに自分に散漫に生きているということ。

気づけば頭の中では繰り返し何かを考えて呟き続けているはずですが、その大半が何かネガティブで不要で、有害でさえあること。

少し、考えることを止めて、静かに「自分の中」に何があるか見つめてみましょうということです。

考え事を止めるって、意識しないとできないです…。だからこそ、言われて初めて気づくことでした。

 

マインドフルネスという言葉があります。

例えば、普段当たり前にしている呼吸。その呼吸を、空気の流れを感じながら、息を吸うこと、息を吐くことに集中してやってみる。

普段は考え事をしながらせかせか歩きがちだけど、ゆっくり、一歩一歩大地を踏みしめていることを意識しながら歩いてみる。

手を洗う時、石鹸の香り、水の音や感触、手の動きに意識を向けてみる。

雑念を入れずに「今」に集中する感じかな?と思います。

 

マインドフルネスを実践すると、「今」の大切さに気づくことができ、「今」目にしたり耳にした全てに喜びを感じることができるというのです。

 

Breathing in, I calm my body. Breathing out, I smile. Dwelling in the present moment, I know this is a wonderful moment! ー (Peace Is Every Step)

(息を吸って、私は体を落ち着かせる。息を吐いて、私は微笑む。この瞬間に存在しながら、これが素晴らしい瞬間だと私は知っている!)

 

なかなかマインドフルになるのは難しいので、「私は〜している」と敢えて言うことで、自分の今に集中し、他の雑念が介入するのを防ぐことができそうです。

ぽわろんは、ふとした瞬間に、意識的に呼吸をしてニコッとしてみるようになりました。

普段は気づかない、木漏れ日の美しさとか、通りすがりの子どもの笑顔とかに心が癒されるような気がします…よ!

 

そして、「今」の大切さは、どの本でも共通して言われていました。たぶん、一番重要なんでしょう。要チェックです。

人は過去を振り返っては後悔し、未来を心配してばかりいます。しかし、過去は変えられない、未来にも直接触れられない。自分が生きられるのは「今」だけ。「今」に集中し、そこに平和や幸せがあることを発見することが大切だと。

 

What’s going on inside me at this moment? That question will point you in the right direction. But don’t analyze, just watch. Focus your attention within. Feel the energy of the emotion. If there is no emotion present, take your attention more deeply into the inner energy field of your body. It is the doorway into Being. ー (The Power of Now)

(今この瞬間、私の中で何が起きているのか?この質問はあなたを正しく導くでしょう。だけど、分析しないで、ただ観察して。自分の意識を内側に集中するのです。感情のエネルギーを感じて。感情がここにないのなら、体の中のもっと深いエネルギーの領域に注意を向けて。それが”Being”への入り口です。)

 

この“Being”という言葉がずっと、どういう意味で使われているんだろう?と理解が難しかったのですが、他の本では”who you are”とか”your true nature”とか”fully conscious”とか”fully yourself”という言葉が出てきて、つまり「本当の自分に気づいた状態」のことを指すのではないかなと理解しました。

 

私たちが思っている「自分」は「本当の自分」ではないのでしょうか?例えばエゴに囚われていたり、他人が期待している自分を装っていたり…これらの本は、いかに私たちが「本当の自分」を見つめないで過ごしているかを、気づかせてくれます。

 

“Are you truly the you of you? Or are you the you that other people have told you you are?” ー (Living, Loving and Learning)

(あなたは本当にあなた自身のあなた?それとも、他の人があなたに「あなただ」と言ったあなた?)

 

“conscious”(意識して)という言葉にも何度も出会いました。自分の内側を注意深く観察して、そこにあるものを認識する、ということですね。

例えば、辛い状況から抜け出せない時も、状況は幸せではないけれど、「つらい」「悲しい」という自分の心を充分に認識すれば平和(平穏で神聖な気持ち)ではいられるということなんです。。「つらい」「悲しい」をただただ取り除こうとするのではなく、何が自分を苦しめているのかを調べて、認識することが大事ってことですね。

または、「今」が大切だから、やりたいことは今すぐやるべきなんですが、「のんびりしたい」という自分がいるのなら、その自分を充分に見つめて認識すれば、自分を責めたりせず、しばらく意識的にのんびりした後で動ける。

自分の内側を認識せずに、状況だけ捉えていると、不幸な感情に囚われるということ、でしょうか。ううむ、なんとなく、わかるような、気がします!

 

Culture is a reflection of the individual mind, and the individual mind is a reflection of the cultural mind. ー(Diamond in your Pocket)

(文化は個々のマインドの反映であり、個々のマインドは文化のマインドの反映である)

 

さらに突き詰めると、世の中で起きていることは、全部個々のマインドの反映だそうです。

そのマインドに誰も気づいていないとしたら、なんだか怖い気がします。知らないうちに自分たちの心が映し出した世の中に翻弄されているような…。だから自覚って大切なんですね。

 

私が学んだこと

さて、何となくですが、この本たちが言わんとしていることがわかりかけてきました。

 

中でも、自分にとって特に気づきとなったことを書き残しておきます。

 

一つ目は、人を許すこと。

過去にとらわれている人は、過去に人からされたことを許せていないということ。

例えば、育った環境や、親を責め続ける人。これは自戒も込めて。

親も人の子です。完璧であるはずがありません。自分もこの歳になって、大人だからって子ども達に完璧に接することはできないんだと想像はつくようになりました。

また、自分が親の犠牲者だと感じているならば、親もまたその親からの犠牲者だと想像すること。つまり、多かれ少なかれ同じような思いをして生きてきたので、何かが欠けているのです。責めるべきは誰でしょう?

このようなことが書いてありました。ぽわろん自身も、この自信の持てない性格は育った環境に依るところが大きいと思って生きてきました。

しかし、責めるのはやめて、感謝すべきだと気づけば、気持ちが軽くなったような気がします。

親のためだけではなく、自分のために、許して解放されるべき、だと思いました。

My happiness is me, not you. Not only because you may be temporary, But also because you want me to be what I am not.ー(Living, Loving and Learning)

(私の幸せはあなたではなく、私です。それはあなたが一時的な存在だからというだけでなく、あなたは私ではない私になってほしいと思っているから)

 

The thing is, I’m certain that as long as you leave your life in the hands of other people, you’ll never live. You have to take the responsibility for choosing and defining your own life.ー (Living, Loving and Learning)

(つまり、あなたが自分の人生を他の人の手に委ねている限りは絶対にあなたは生きられません。自分自身の人生を選んで決定する責任を取らないといけないのです。)

 

Everybody is different. Everybody has something to give that nobody else in the world has. Isn’t that enough for you to become enthusiastic about yourself?ー (Living, Loving and Learning)

(人はそれぞれ違います。それぞれが世界中で他の誰もが持っていない何か与えられる物を持っています。これだけで、自分に熱狂するのに十分ではないですか?)

 

If you love someone, your goal is to want them to be all that they are and you will encourage them every inch of the way. Everytime they do something that helps them to grow or learn something to help them to become more, you dance and celebrate the occasion. You’re not growing apart, you are growing together, but hand in hand, not melting one into the other. You are a unique person, it’s impossible to melt into somebody else. ー (Living, Loving and Learning)

(あなたが誰かを愛したら、あなたのゴールはその人がまさに自分でいられることを望むことで、あなたはそれに向けて全ての歩みを励ますのです。彼らがもっと自分になるために成長したり学んだり何かをする時はいつも、あなたはその機会を踊って祝福するのです。あなたは離れて成長するのではなく、一緒に成長していますが、どちらかが片方に溶け込むのではなく、手を取り合ってです。あなたは唯一の人なので、誰か他の人に溶け込むことはできません。)

 

The only thing you’ve got to take is you.ー (Living, Loving and Learning) 

(あなたが連れて行かないといけない物は、あなただけ。)

 

“You are all you have. Therefore, make yourself the most beautiful, tender, wonderful, fantastic person in the world. And then you will always survive.”ー (Living, Loving and Learning)

(あなたはあなたが持っているすべてです。だから、自分自身を世界で一番美しく、優しく、素晴らしく、すてきな人にしましょう。そうすれば、あなたはいつでも生き残れるでしょう。)

 

他の人や物との関係は、永遠ではありません。必ず別れがきます。

ただ一つ、一生付き添い続けるのは、自分自身です。離れられないのであれば、どうせなら嫌な人ではなくて、素敵な人、好きな人と一緒にいた方が、幸せに違いありません。

なので、いかに自分を好きになれるか、これが幸福度に関わってきそうです。

そして、笑って生きるか、泣いて生きるかは自分で選ぶものなのですね。同じ時間を生きるなら、もちろん笑って生きたいなと思うわけです。

もう少し、自分を大切にしたり、磨いたり、自分が好きな自分にしてあげたいなと思いました!

 

二つ目は、時間は有限だということ。

It’s sad to think of how many people have invested so much in tomorrow. We don’t know what might happen in the very next moment, and that moment may be lost forever.ー (Living, Loving and Learning)

(どれだけ多くの人が明日へたくさんの投資をしているかを考えるのは悲しいことです。まさに次の瞬間に何が起こるかわかりませんし、この瞬間が永遠に失われてしまうかもしれません。)

 

生まれた瞬間から人は「死」に向かっています。自分の寿命は誰にもわかりません。10年後、20年後、それとも明日…?

「死ぬまでにしたいこと」という言葉をよく聞きますが、それは人生80年とかって仮定しての話な気がします。

いつ人生が終わるかわからない、またはいつ何が起きて自分の生活が一変するかわからないからこそ、「今」を大切に、「なんとなく」ではなくて、「自分を充分に意識して」過ごすことが大切だと教わりました。

ぽわろんは自分のためではなく、他人のために生きてきた時間が長い気がします。

しかし、まだ今この瞬間からでも、気づくのは遅くはないという気がします!

 

最後に

全部は紹介しきれませんが、たくさんの素敵な言葉に出会いました。日本語に訳すと、なんだかうまく伝わらないかも知れませんが…英語で読むとストンと心に届くから不思議です。

 

「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」ができた貴重な経験でした。

先生から、本から、たくさんの気づきをもらえる贅沢な時間。そして、こういう時間が好きなんだなぁという自分に気づけた瞬間でもありました(*'▽'*)

 

うまくまとまりませんでしたが、これを読んでくれた方にも、少しでも何か気づきがあると嬉しいです!