営業電話や迷惑電話に日々奮闘して思うこと
こんにちは、ぽわろんです。
先日、仕事での電話応対の心構えについて書きました。
しかし、電話はお客様からかかってくるだけではありません。
代表電話で避けて通れないのが、営業(セールス)の電話や迷惑電話です。
今日は営業電話、迷惑電話に関するエピソードを紹介します。
営業電話に対するスタンス
営業電話は、いいタイミングでかかってくれば、渡りに船とばかりに成約に結びつくこともあります。
しかし、そんなケースは稀で、残りのほとんどはお断りをすることになります。
自分で断れる場合は、
「間に合っていますので、結構です」
と断ります。
特に、
「代表者をお願いします」とシレッと言われる時は要注意。
誤って社長(理事長)に繋いだりすれば、かなり怒られるでしょう。
秘書に繋ぐだけでも怒られるかも…。
なので、社長と本当に関係がある人の名前は覚えておくことが大事です。
聞きなれない名前だったら、
「失礼ですが、本日はどのようなご用件でしょうか?」
と確認をします。
営業なら、ここでわかります。
しかし、若干嘘をついて取り次いでもらおうとする営業もいます。
「先週もお電話でお話したのですが…」などと知り合いであることを匂わせてきますが、騙されないように。
微妙な場合は上司に代わってお断りしてもらっています。
営業電話に対するスタンスは担当の方によって違います。
「こういう営業の電話が来てますが」と言うと、「断っておいて」「いないと言って」と言う人もいれば、なんでも受けてくれる人もいます。
その傾向をおさえつつ、自分で断ったり担当に回したり、対応を変えるようにしています。
断るときは、「担当に確認しましたが、ご案内不要とのことです。」などと言います。
大抵は諦めてくれます。
「担当は外出中で…」と言ってしまうと、
「かけ直しますが、担当はどなたになりますか?」
と、相手は必ず担当の名前をゲットしようとします。
ここで担当の名前を言ってしまうと、次はさも知り合いかのように電話してくるので、要注意です。
なので、
「担当は複数いますので、○○担当と言っていただければおつなぎします」と言って名前をはぐらかします。
もっとしつこいと、
「お電話口の方のお名前は?」と自分の名前を聞かれるのですが、これはまだ断る術を知らないです。
相手の方が一枚上手ですね。。
営業電話の色々
職場にかかってくる営業電話は例えばこんな内容です。
〈施設関係〉
- 電話代が安くなります
- 電気代が安くなります
- LED照明に換えませんか?
〈証券関係〉
- 証券、投資の案内です
〈広報関係〉
- 駅看板に広告載せませんか?
- Google Mapで施設の内部まで紹介できます
- Web広告を載せませんか?
- 発送物を安く送れます
〈設備関係〉
- PCやプロジェクターの導入はいかがですか
- コピー機やプリンターの導入はいかがですか
- コーヒーサーバーの設置はいかがですか
- 自動販売機の設置はいかがですか
などなど、様々な営業電話がきます。
必ず営業電話に出てくれる人
職場のシステム管理者をしている方は、60歳近いベテランのすごく温厚な方です。
PC関係の担当者宛に営業電話がくると、その方に回します。
その方はどんなに忙しくても「はいはい」と言って必ず受けてくれます。
しかも一旦電話を受けると最後までしっかり相手の話を聞いて、会う約束までしてしまうことも多いのです。
この人は温厚ではっきりと断れないんだろうなと思っていたぽわろん。
なので、営業電話を回すのも悪いなあと思っていました。
しかし、ある日、この方から思ってもみない言葉を聞くことになります。
「ITの世界は進歩が早いから、なるべく外の色んな人から話を聞くようにしてるんだよ」と。
ちゃんと自分のスキルアップのためという信条を持っていたんだ!と目から鱗。
それ以来、営業電話に出てくれる方たちへの見る目が変わりました。
きっと情報収集してるんだわ、かっこいいなあ、と。
迷惑電話の手口
営業電話をかけてくる方は、大抵は腰が低くて、「お忙しいところ恐れ入ります…」という態度です。
しかし、中には高圧的で悪質とも言える電話もあります。
こういうのはもう迷惑電話ですね。
一番多いのは電話の会社です。
「お使いのXXX-XXXXの電話回線について、来月から安く料金体系が変わりますので、ご連絡です。」と、いかにも契約しているNTTの代わりにかけてますとばかりに言ってきます。
営業だとわかるので、「不要です」と言うと、高圧的な態度で「そういうんじゃなくて、来月から安くなるという連絡です。」と、営業ではないと言い張ります。
そして「今の設定は○○でどうのこうの…」と難しい説明を始め、担当が出ざるを得ない状況にもってこられます。
施設担当の方に出て頂いて、「それは必ずやらないといけないのか?」と聞いても「はい」と答える始末。
しまいには、全戸回ってますのでと言って、押し掛けようとします。
職場にもっと詳しい方がいたので「NTT以外が請求書の内容を知ってる時点で違法だ」と撃退してくれました。
他には賃貸の保証会社から、脅しのような電話が来たりします。
「○○さんをお願いします。」(学生と思われる名前)
「職員にそのような者はおりませんが。学生だとしたら個人情報ですので在籍確認もできないことになっています。」と、言うと
「いや、在籍確認じゃなくて、いるのはわかってるんだから」と言います。
「お取り次ぎもできません」と言うと、「じゃあ、逆にどうすればいいんだよ?」とキレられます。
そう言われましても…。
嫌な電話を受けて、もやもやした気分を引きずる時は、この人もこれが仕事なんだから大変ねと思うようにしています。
この営業には弱い
例外的にこれには誰もが弱い、という営業があります。
それはフレッシュな新入社員からの電話。
緊張を感じる話し方でもわかりますが、「○○会社の新入社員です!」という言い方をします。
こう言われると無下にはできません。。
仕方なく、担当の方にも「新入社員から営業が…」と言うと大抵は笑って受けてくれます。
そして話を聞いて、「君もノルマがあるんだね。大変だろうけど頑張って」などとエールを送っているところもよく見ます。
きっと「新入社員」と言う作戦なんでしょうね。これは効果的です!
最後に
ぽわろんは日々営業電話、迷惑電話を受ける側の立場ですが、飛び込み営業をする側は大変だろうなあと思います。
あの手この手でチャンスを作ろうとする営業手法を目の当たりにすると、こちらも「その手があったか!」と勉強させてもらっている気持ちになります。
なので、こちらもなるべく丁寧に応対するようにしたいものです。