言ってはいけない!人のモチベーションをみるみる下げる「反・魔法の言葉」?上司の観察から考える。
こんにちは、ぽわろんです。
人がどのような時に喜びを感じられるのか。
どうするとモチベーションを高めて前向きに物事に取り組めるのか。
自分なりにこの答えを見つけてみると、人生がもっと豊かになるのでは?なんて思います。
人に言われて嬉しくて、もう頑張っちゃう!っていう魔法のような言葉ってありますよね。
しかし、その逆。
そんなこと言われたら、やる気なくなっちゃうよ…生きてる意味ないよ…なんてなっちゃう「反・魔法の言葉」もあると思いませんか?
ぽわろんの上司(S部長)を観察して、そんな言葉の存在に気付きました。
S部長の生態(いいところ)
この部長、ぽわろんの直属の上司なのですが、一癖も二癖もある人なのです。
ぽわろんの信念で、いかなる人にも敬うべきところがあるはず、と思っていますので、まずはいいところを紹介します。
元々は、銀行の支店長をしていたキャリアで、有能でフットワークが軽く、S部長にかかればあらゆる社内の問題が解決していきます。
偉いなあと思うのが、何にでも首を突っ込んで、正していくところです。
人はどうしても楽な方に流される傾向がありますから、いかに他人の仕事が自分に降りかかって来ないように、知らん顔できるかというところもありますが、S部長は違います。
自分がやった方が早い、とばかりに次々と他人の仕事に切り込んでは見事に捌いていくのです。
手腕は見事なので、トップにも重宝され、さらに他人の仕事に口を出す権限を与えられていきます。
こういう人がいると、組織が正しくなっていくのを感じます。
しかし、仕事人間という訳でもなく、仕事は効率良くこなすもの、終わったら奥さんと楽しく旅行に行くんだー!あと数年、60歳になったら仕事やめるんだー!って感じの人です。
要はオン・オフをパチっと切り替えられる人なんですね。
S部長の生態(一癖二癖)
ところが、このS部長には困ったことに、もったいないなあと思うところもあります。
それは仕事のできる人ですから、他人をなかなか認めることができなくて、敵対関係になることが多い、というところです。
人には得手不得手があって、いくら書類仕事がだらしなくても、熱意があったり、クリエイティブな閃きと推進力があったり、営業が得意で大きな利益を出していたりという人もいます。
そういう人のいいところに目を向けずに、書類仕事一つの不備をあげつらって叱責するのが、このS部長の残念なところです。
ぽわろんはむしろ、そのようなクリエイティブな仕事が得意な方たちがやりたいように動けるように、サポートが得意な人がフォローすることで組織がいい形になると思っているのですが。
また、サバサバと仕事を片付けて行く人ですから、仕事に対する人のモチベーションを理解していないところも、上司として大事なところがひとつ欠けているような気がしています。
反・魔法の言葉
S部長はよくこんな言葉を使います。
「君の仕事は信用してないから。」
指示したことをちゃんとやらなかった、報告をしなかった、そんなことがあって自分が迷惑を被った場合に、部長がこんな風な感情を持つのもわからないでもないです。
あの時のことは反省して、信頼を取り戻せるように懸命にやりなさい、と伝えたいのでしょう。
しかし、この言葉を言われた人の反応は100%逆の方向に向かいます。
ピキッというキレる音が聞こえるくらい、皆、怒りの沸点に達してしまうのです。
この言葉が原因で怒鳴り合いが始まり、職場が修羅場と化したこともあります。
どんなに普段穏やかで従順な人でも、口答えをしてしまうほど、威力大のワードです。
この言葉、どこがいけないのでしょう。
それは「君の仕事は…」という言い方。
これは相手の仕事を全否定しているように聞こえます。
人がどんな想いで仕事に取り込んでいるか、陰でどんな努力をしているか、直属の上司でもない、うちの部長が知る由もありません。
100のうちの1しか見ないで、100全てを否定するのですから、それは相手の尊厳を間違いなく傷つけるのです。
そして部長は人事や処遇、経費にまで影響力のある人ですから、そんな立場の人にそんな言葉を言われたら、「今までの努力は何だったんだ…」「頑張りを全く評価されていない」なんてやる気を失くすのもしょうがない訳です。
まとめ
人をマイナスの方向に向ける「反・魔法の言葉」とも言うべき言葉を紹介しました。
組織を良くしたいのなら、取扱注意です!
人の仕事に注意をするなら、そのことだけを注意すべきで、全否定をしないように気をつけたいものです。
さて、このS部長にまつわる話はまだ続きがあります(^_^*)
長くなりますので、また次回、考察してみたいと思います。